簿記2級 合格率・難易度

工業簿記を独学で勉強する苦労について。

簿記2級は独学で合格できる?

資格の試験対策では、難易度の高い資格は予備校もしくは通信講座を利用して。
それほど競争率の高くない資格は独学で…。というのが一般的のようです。

そして独学で準備をすること一般のデメリットとしていわれているのが、以下のような事柄です。

×どんなテキストを選んだら良いのかわからない。
×スケジュールの立て方がわからない。
×テキストのみの学習なので理解度が低い。
×効果的な勉強法がわからない。
×最新の試験情報が入手しにくい。

試験のむずかしさの観点からしますと、簿記2級は、決して難関試験ではありません。そうかと言って、決して簡単な検定試験でもありません。

「スクールに通うのは大袈裟だけど、独学ではやはり少し不安」。
そんな感触が、みなさんの気持ちのなかにもお有りではないかと思います。

管理人のアドバイスとしては、できれば独学だけは避けていただきたいと思います。
その理由は、簿記2級では「工業簿記」を勉強する必要があるからです。
社会人経験があってもメーカーにお勤めしていない方、またメーカーの社員であっても製造部門で働いたことのない方にとって、工業簿記をイロハから自分独りで勉強するのは、かなり厄介なのです。

たとえば工業簿記で用いる費用勘定には、「材料費」には直接材料費と間接材料費の2通りが、「賃金」にも同じく直接労務費と間接労務費の2つが、そして経費にも直接経費と間接経費の2つが出てきます(これらは工業簿記の特色の極々一部に過ぎません!)。

実際に何かの製造工場ではたらいた経験のある方なら、工場内でこれらのモノ・人・お金がどのように循環しているかをイメージするのはそれほど大変なことではありません。

商業簿記でも工業簿記でも、簿記とは、結局のところ「お金の流れ」を集計・把握するための体系(システム)です。その、お金流れを容易にイメージできるかどうかの違いで、学習の習得度は変わってきます。

商業簿記の勉強は、学生より社会人の方が有利です。会社で働いていて、お金の流れの中に取り込まれていない人なんか誰もいないからです。ですから、商業簿記は社会人の方なら誰でもイメージしやすいです。

工業簿記はそういうわけにはいきません!
また簿記2級の商業簿記は、当然3級のそれより内容がむずかしくなります。
2級で初めて顔を出す工業簿記は、いきなり2級商業簿記の水準を求めてきます。

イメージしにくいことは、人(講師)にわかりやすく解説してもらうのが鉄則です。
少なくとも通信講座を利用した学習がベターです。